長期と短期のお金の計画をたてる

家計簿をつけることも大事ですが、長年生活していくと日常生活とは別に年齢に応じたライフイベント(結婚、出産・育児・教育、車・住宅の購入など)があります。

そのライフイベントのときにあわてないためにも、普段の生活に必要な金額や年齢に応じたライフイベントに必要な金額を表にして、そこに収支状況や貯蓄額の推移を加えてシュミレーションをしていくキャッシュフロー表というものがあります。

キャッシュフロー表は、今後予測されるイベントや賃金や物価の上昇・教育費などを織り込みながら、今後の収支や資金の残高を予測していくものです。

このキャッシュフロー表を作っておけば、将来赤字になる年も確認でき、今から対策をたてておくことが出来ます。

キャッシュフロー表の作成

キャッシュフロー表の作成
キャッシュフロー表はエクセルの表などで作成することが出来ます。

まず、年次(西暦)・家族構成・家族の年齢・ライフイベント(進学・就職・結婚など)を書き出します。それぞれの家族の年齢は、夫婦は平均余命まで、子供は独立する年齢まで記入します。また長期間のキャッシュフロー表を書くのが困難な場合は、とりあえず5年もしくは10年で作成してみましょう。

そして、収入項目に毎月の手取りの金額の1年間の合計金額にボーナスなどを足した金額を書いていきます。年金を受けている場合は年金の金額を書いていきます。また、退職金などを受け取る年齢のところは受け取る退職金の額を記入します。

収入の欄を全部書き終えたら、次に支出項目を記入します。この欄には、食費や水道光熱費などの毎月必要とする生活費、住宅にかかる住居費、教育費などそれぞれ生活していく上で必要な項目を記入します。また、ライフイベントに応じた必要な金額も必要になる年の欄に記入していきます。
出来上がった表をもとに対策を立てる
キャッシュフロー表が出来上がったら、この表をもとに将来設計を立てていきます。

長年生活していくとなると、必ずといっていいほどライフイベントなどで年間収支が赤字になる年があるはずです。まず、その年に向けて今から計画を立てて準備をしましょう。ましてや赤字が何年も続くようなら早急に対処しましょう。
自分でキャッシュフロー表を作るのが面倒な場合
どうしても自分で作成するのが面倒な場合は、金融広報中央委員会の「知るポルト」で、必要項目を入力することにより表を作成してくれますので一度試してみてはいかがでしょうか?。

     生活設計診断”ミニ” (金融広報中央委員会)
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