電気代の節約
電気代の節約についてですが、ご自宅の電気料金の計算ってしたことがありますか？
電気代を節約するために、こまめにスイッチを切ったりすることは何処のご家庭でもしていることだとは思いますが、電気代の計算までしている方は少ないかと思います。
もちろん使用する電気量を控えることも大事ですが、毎月の電気料金の中には基本料金が必ず含まれていて、使用量に関わらず契約内容に応じて一定の料金がかかっています。
この基本料金もご自宅の電気の使用量を知ることで少なくすることが出来ます。
契約内容の確認
電気代を節約するには、電気代の請求方法をよく理解しましょう。
請求書でご自宅の契約しているアンペア数を確認します。
このアンペア数を確認することで、必要以上に支払っている基本料金を節約することができます。
| 契約アンペア | ｱﾝﾍﾟｱﾌﾞﾚｰｶｰの色 | 基本料金 (円/月);税込み |
| １０Ａ | 赤 | ２７３．００ |
| １５Ａ | 桃 | ４０９．５０ |
| ２０Ａ | 黄 | ５４６．００ |
| ３０Ａ | 緑 | ８１９．００ |
| ４０Ａ | 灰 | １,０９２．００ |
| ５０Ａ | 茶 | １,３６５．００ |
| ６０Ａ | 紫 | １,６３８．００ |
| 東京電力の場合 | ||
- 電気代の計算
- 基本料金＋電力使用量料金＋（燃料費調整額）＋消費税＝電気代
この電気代の計算のしかたがわかっていると、自然と電気の使用量を気にするようになります。
基本料金
電気代の基本料金は電力会社ごとにアンペア制(契約アンペア数に応じて基本料金が設定されていて、一度に使用できる最大の電力量)と、最低料金制(最低料金制とは、アンペア数に関係なく一定の電力使用量までは基本料金、それを超えた量には従量料金が加算されるという仕組み)に分かれています。
アンペア制・・・北海道、東北、東京、北陸、中部、九州
最低料金制・・・関西、中国、四国、沖縄
- 電気使用料金
- 電気使用量に応じて課金される料金で、使用量が増えるごとに単価も高くなりますので、使いすぎには要注意です。この電気使用量料金は１kwh単位で計算されます。1kwhとは1kwの電力を1時間使うことをいいます。
電気代の見直しのしかた
■基本料金の見直し
ご家庭で一度に使用する電気の最大量(100W＝1A、1kW（1000W）＝10Aで計算)を計算します。
そして最大の使用量と契約アンペア数を比較して余裕がある場合は、契約アンペア数を下げることで基本料金を節約することが出来ます。
■電気使用料金の見直し
電気の使用が増えると、単価が高くなります。
第１段階 最初の120kWhまで 17円87銭
第２段階 120kWhをこえ300kWhまで 22円86銭
第３段階 300kWh超過 24円13銭
※ 1kwhとは電力使用量1時間分なります。
日常の電気代の節約
- エアコンの電気代節約
- エアコンは設定温度によってもかなり違ってきますので、温度調節はこまめにしましょう。また、エアコンをかける際は、カーテンをかけるだけでも部屋の温度が違ってきますので、エアコンをかける際はカーテンをかけましょう。そして、忘れてはならないのが、フィルターの掃除です。エアコンのフィルターがほこりで詰まっていたりすると風量が落ち電気代も違ってきます。
- エアコンの室外機の電気代の節約
- 室内でいくらエアコンを調節しても、エアコンの室外機が直射日光の当たるところに置いているのでは、熱交換がうまくできずに、電気代がかかります。日陰に置くか、日よけを作りましょう。このとき、障害物になるようなものを置くのも止めたほうがいいです。
- 炊飯器の電気代の節約
- 毎朝一日分のご飯を炊いて、夜まで保温しているかと思いますが、朝炊いたご飯は出きれば『おひつ』などにうつしておきます。そして、食べる前に電子レンジで温めてから食べます。
- 湯沸しポットの電気代の節約
- 湯沸しポットも、お湯を沸かすのにかなり電力を消費します。お湯を沸かすときはやかんに水を入れて沸かし、沸かしたお湯をポットで保温します。
- 掃除機の電気代の節約
- 掃除機はスイッチを入れた瞬間が一番電力を消費します。掃除機をかけるときは、何度もスイッチをいれないよう一度に掃除機で掃除します。また、紙パックもいっぱいになっていると、吸引力が弱くなってお掃除にかかる時間も多くなりますので、こまめに交換しましょう。
- 冷蔵庫の電気代の節約
- 冷蔵庫の開け閉めは、回数を少なくするということはご存知だと思いますが、冷蔵庫の中はきれいに整頓されていますか？冷蔵庫の中がきれいに整頓されていなければ、探すのに手間がかかり、開けている時間が長くなってしまいます。また、冷蔵庫の中身を詰めすぎたりすると、冷気が遮断されて余計に電気代がかかります。冷蔵庫は小さい冷蔵庫に多くものをつめこむより、大きな冷蔵庫で中身の余裕を持たせるほうが、電気代が安く済みます。